久しぶりにクランボルツさんの名前を聞く機会が続けてありました。
クランボルツさんといえば、「プランドハップンスタンス(計画的偶発性理論)」を提唱した方として知られております。
20代のうちは、いろんな仕事をしました。共通点は「おもしろそう」と思うかどうかだけ。
30代になってから、「キャリアに一貫性がなくても、経験は必ず役に立つ」と気づいたし、お仕事の声掛けを頂くことも増えました。ありがたいですね。
今この仕事をしているのは、1年前は想像も、意図もしてなかったことです。
そしてこの仕事で得た経験や縁が、必ず次につながっていくのです。
これからも人の縁やワクワクする気持ちを大事にして仕事していきたいですね。
▼プランドハップンスタンス(計画的偶発性理論)について
「計画された偶発性理論」では、個人のキャリア形成をもっと幅広くとらえ、「キャリアの8割が予期しない出来事や偶然の出会いによって決定される」と考えます。
その予期しない出来事をただ待つだけでなく、自ら創り出せるように積極的に行動したり、周囲の出来事に神経を研ぎ澄ませたりして、偶然を意図的・計画的にステップアップの機会へと変えていくべきだというのが同理論の中心となる考え方です。
これを実践するために必要な行動指針として、クランボルツ教授は次の五つを掲げています。
(1)「好奇心」 ―― たえず新しい学習の機会を模索し続けること
(2)「持続性」 ―― 失敗に屈せず、努力し続けること
(3)「楽観性」 ―― 新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
(4)「柔軟性」 ―― こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
(5)「冒険心」 ―― 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと