ネットフリックスで配信が始まった「あいの里 シーズン2」。35歳~60歳の男女が田舎の古民家で共同生活を送りながら、人生最後の恋を探す恋愛ドキュメントバラエティ。これがもう味わい深くてたまらない。
番組が進行しながら、少しずつ参加者の背景が明かされていくのだけど、これまで送ってきた人生といま抱えている悩みの幅がとにかく広い。結婚・離婚、子どものこと、パートナーシップ、だけじゃなく、自分の体のこと、心のこと、仕事のこと、いろんなことを抱えて生きている様子が見える。これがまず非常に味わい深い。
結婚を熱望する人もいれば、そうでない人もいる。離婚を経て、もう結婚はいいやと思っている人もいる。子どもが欲しい・欲しくないの話も出てくるけど、この年齢幅になってくると「子どもを産む」という選択肢を持てない人も出てくる。子どもを望む男性からは、自分に矢印が向くことはないと気付く。まもなく43歳になるバツイチ子なしの私は、この構図にギュッとなる。が、やめられないとまらないで、今配信されている分を一気見してしまって、早く続きが配信されてほしい。
あまり書くとネタバレになるのでこの辺にするけど、ひとつだけ声を大にして言いたいのは、それなりに人生経験を積んできている50歳60歳のおじさんたちがみんな、若い女子に対して「一目ぼれ」とか「かわいい」とかいう理由で矢印が向く様子を見ていると、やっぱりそうよね、人生なんてそんなもんよねと思ってしまいます。
でも言わせて。そういうとこだぞ!!!
以上です。