「就活」を仕事にして丸3年を迎えました。
やっぱり、画一的なスケジュールの中で進めねばならない日本の就職活動に対して、違和感と息苦しさを感じます。
「こうしなければならない」と思いすぎて、自分の進捗と周りの進捗を比べて苦しむ学生が出始める時期で、話してて「そろそろ内定出ないとやばいですよね?!」って言われます。内定がいま出てなきゃダメなんて、誰が決めたんだろうなぁ。周りと比べて違ってることに対して、「違うことが悪い」と思う必要なんてないのになぁ。
また、公平さを尊重した結果の弊害も大きすぎます。出会い方も、選考も、入社の時期も、みんな同じ。もっと多様化するべき段階に来ています。チャンスをチャンスと認識できる力を育てないといけないよなと感じます。
弊害のもうひとつは、生き残るために試行錯誤できる人が少ないこと。
極端なこと言うと、もっと自分に寄せて、ずるく考えたっていいはずなんです。実際、社会に出れば理不尽なことなんてたくさんあります。その理不尽さのなかでも、自分で道を見つけて切り開いていく、そんな力をつけることも、生涯通じて大切だよなと感じます。
就職活動の仕組み自体が突然大きく変わることなんてきっとないんでしょうけど、制度が追いつかないうちに、歪みは大きくなる一方。選ぶ側として、それだけが全てじゃないよと、いろんな選択肢を提示してあげることがひとつ私の役目かなぁと思っています。