イチエの頭の中@八戸暮らし

好きな町で好きな人と楽しく生きるためのブログ。八戸にUターンして7年経ちました。

こたつよ、さらば。

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とにかく掃除が苦手だ。

「自分が困らなければそれでいいや」と言い訳をして、あまりこまめに掃除をせずにやり過ごしている(だから突然家に人を入れるのは不可能である)。もちろんきれいな部屋のほうが好きだ。思わず部屋で深呼吸をしたくなるような気持ちよさはたまらない。だけどどうしても「掃除しなきゃいけない」と思った瞬間に面倒くさくなる。もしわたしがお金持ちだったら、今すぐにでも誰かに頼みたい家事ナンバーワンが掃除だ。しかし庶民にそんな余裕はない。ズボラなりになんとか掃除をしているのが現実だ。

 

掃除だけでなく片付けも苦手だ。日頃の行動パターンが基本的に出しっぱなしなので、特に冬の我が家のこたつ周辺は悲惨だ。「こたつから手が届く範囲にすべてが揃っている=常時部屋はかなり散らかっている」状態である。いちいちこたつを出るなど動かなくていいし、ある意味合理的だとさえ思っている。

 

4月になり、暖かい日が増え気持ちも浮かれてくると、この私でもさすがに不快感を覚え始めた。さらに「最近またうだうだと意味もないことを悩み始めているのは、部屋の空気が停滞しているからだわ」と、突然風水の先生みたいなことを考えはじめた私は、一念発起でこたつを片づけることにした。まだ少し肌寒い日があるかもしれないと一瞬ためらったが、こういうのはためらってはいけない。ためらった瞬間に「わたししかいないし、来週でいっか~」と、気持ちが負けてしまうのだ。

 

気持ちにスイッチが入るまではかなり時間はかかるが、入ってしまえばこっちのもんだ。山羊座はこういう時に強いんだ。

 

真っ先に窓を全開にした。その日は風がすこし強く、ものすごい勢いでフレッシュな風が部屋を駆け巡った。「いいぞ、すがすがしいぞ」と思いながら、えいやっとこたつの天板をよけ、こたつ掛けを引きはがした。冬用のカーペットもまとめて全部洗ってしまった。ガーガーと掃除機をかけて、夏用のカーペットを敷いた。これでもう、しばらくこたつを使うのが逆に面倒になる。使う準備をするのもまた面倒なのだ。

 

気合が入りすぎて、この勢いでこたつと座椅子はひと思いに捨ててしまおうかとも思ったけれど、粗大ごみを出すのは面倒だな~という気分になったので部屋に置いたままにしている。とりあえず今シーズンは、こたつとしての役目を終えていただいた。

 

部屋の中心に鎮座していたこたつを片づけたおかげで、床にも物が散らかっておらずスッキリしていてとても気分がいい。

 

しかしいつまでこの状態をキープできるかは、また別の話なのである。