イチエの頭の中

好きな町で好きな人と楽しく生きるためのブログ。現在地は青森八戸。五戸で古民家借りたのでその話も書いていきます。

【女の人生】「痩せたら可愛い」という呪いの言葉

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長年の疑問「痩せたら可愛い」って、なんなんだ?

これまで何度「痩せたら可愛い」と言われてきただろうか。
 
親切心で言ってくれているのは、分かる。特に昔の私を知ってる人に言われるのは、そう言いたくなる気持ちも、分かる。私だって自分の昔の写真を見ると、今よりも痩せてるし可愛いと思う。「あの頃のオマエを取り戻せ!!」と奮い立たせようとしてくれるのも、気持ちはありがたく受け取る。でも、言われるたびに、「今痩せていない自分はダメなんだ」と、わたしは地味に傷ついている。
 
自分ではあまり気にしていなくても、人から言われればやっぱり気になるので、なんとなくダイエットにチャレンジしてみたりもする。ファスティング糖質制限、骨盤矯正、筋トレ、プランクなど、世の中に溢れるダイエット法は、ひととおり試してみたと思う。しかし根性がないせいで、正直どれも続いたためしがない。「やっぱり続かなかったなー」だけで終わればいいんだけど、「あぁ、また痩せられなかった。やっぱり自分はダメなんだ」と、負のスパイラルに突入する。
 
どんな理由でも自分を卑下するのはとても苦しい。
 

なんで、痩せなきゃならないんだろう、わたし

でも、ふと思うことがある。
 
「なんで、痩せなきゃならないんだろう、わたし」
 
食べることが好きで、運動が嫌いなだけで、でもこれまで、大きなケガも病気もしないで、ひとりでちゃんと健康に生きている。仕事もちゃんとしているし、友達もたくさんいる。困ることは着たい服のサイズが合わないことが他の人よりちょっと多いくらいだ。わたし、なんで痩せなきゃならないんだろう?痩せて「可愛い」って言われたいのか?
 
…なんかちょっと違う。
 
確かに、痩せて「可愛い」と言われれば、いくつになっても嬉しいだろう。痩せたらショートヘアも似合うようになるし、街で見かけた可愛い服も着れる可能性が高くなる。でも、わたしには「痩せて可愛くなりたい」と思う理由が微塵もなかったのだ。誰が見てもわがままボディなのは認めるが、基本的にはあまり気にしていないのが正直なところだ。だからなかなか禁酒もできないし、夜のカップラーメンも止められなかった。
 

「太ってあなたに迷惑かけましたか?」と言い返したい言葉を飲み込んだ

「太ったんじゃない?痩せないの?痩せたら可愛いのに」
結婚していた時に何回も夫に言われたこの言葉。言われるたびに、「あなたくらいはありのままの私を認めてくれてもいいじゃない」と悲しくなった。今の私だったら言い返せるけど、当時の私はしおらしくて言い返すなんてとてもできなかった。
会うたびに「太った?」と言ってくる人もいた。「確かに太りましたけど、わたしが太ったことで、あなたになにか迷惑かけましたかね?」と聞き返したくなったけど言えなかった。


もっとひどいのは、あまり親しくない人から「もとは可愛いんだから、痩せたらすぐに彼氏できるって!」と言われたこと。「もとは可愛い」ってなんなんだ。お前は何様だ?もとが可愛いなら今だって可愛いはずだろうが!そもそもそんなに仲良くないのに失礼すぎる。なんか書いてて思い出してきて腹が立ってきた。まぁ、痩せたからっていう理由で言い寄ってくるような男は、こっちから願い下げだ。太っていようが痩せていようが、わたしはわたしで、中身は1ミリも変わらないのに。

 

なんで人は、人の体形が気になるんだろう。

子どものころからぽっちゃりだった私は、体形にものすごいコンプレックスを持っていた。子どもの世界は残酷で、男子に「デブ」だの「ブタ」だのと揶揄われて育ってきた。痩せてて、かわいい子がうらやましかったし、ぜんぜん痩せられない自分に腹が立ったこともある。気づいたら、すっかり自信のない人間になっていた。
 
海外に行って、「太ったね」「痩せたね」と外見についてなんて言われたことなんか、1回もなかった。
ワーホリから帰国した時は、初めて8ヶ月ひとりで海外に行った充実感に満ち溢れて帰ってきたのに「太ったね!」と言われた。
世界一周から帰ってきた時はいろんな人に「痩せたね!」といわれた。確かにすごく痩せたんだけど、貧乏旅行で食費をケチってただけで、肌は土気色でボロボロだった。ちっともキレイじゃなかった。不健康てイヤだったけど、痩せたということだけがポジティブに評価された。

体形をからかわれてきたことで、長い間自分で自分を好きになれない、認めてあげられないことが、いちばんつらかった。それを突き破るくらいの信念や、のめり込めるものがあればよかったのかもしれないが、わたしはそうでもなかったから、ずっと悩んでいた。 

今は、太っていようが、痩せていようが、どっちでもいいし、わたしはわたしで変わらないと思えるようになった。

そんなわたしがついに「痩せたい」と思った理由

…と、偉そうに吠えているけど、実はいま人生最高体重&体脂肪である。1カ月前に受けた健康診断で、なかなか厳しい数値が飛び出してきた。生活習慣を改善しないと、今後毎日楽しく飲んだり食べたりできなくなるし、最悪の場合病気になってしまう。初めて、生命の危機的な感情が芽生えてきた。
 
健康診断の結果は、食べることが好きな私にとって、「食べることを制限されるかもしれない」という由々しき事態が目の前に迫っているという現実を突きつけてきた。それからは、食事を気を付けたり、お酒を減らしたり、少しでも歩いたりするようにしている。少しずつ、体に変化が出てきた。体のために何をやっても続かなかった私が、「これなら続けられる」という生活サイクルも、やっとできつつある。これからは、これまでずっと自分を甘やかしてきた人生を反省し、健康に生きるための生活習慣を身に着けていこうと思う。
 
私はこれから「生涯健康に生きる」ために痩せたい。「痩せたら可愛い」という呪いの言葉は、もう要らない。